こんにちは!今回は「関税」について詳しく解説していきます。ネットショッピングで海外から商品を取り寄せる人が増えている中、「関税」という言葉をよく聞くようになりましたよね。でも、実際にはどんな仕組みで、何のためにあるのか、よくわからない…という方も多いのではないでしょうか?
そもそも関税ってなに?
関税とは、外国から輸入される商品に対してかけられる税金のことです。日本に限らず、世界中のほとんどの国がこの制度を持っており、国内の産業を守る目的や、政府の財源を確保する目的で利用されています。
関税の主な目的
国内産業の保護
税収の確保
不公正な貿易の抑制(ダンピング対策など)
関税がかかるケースと注意点
海外通販や個人輸入をする際には、購入価格や商品の種類によって関税がかかることがあります。特に次の点に注意が必要です。
✅ 関税がかかる主な商品例:
衣類
靴
バッグ
アクセサリー
食品類
❗ 注意したいポイント:
個人輸入とみなされると、一定額を超えた場合に関税が課税されます。
関税以外にも消費税や通関手数料がかかる場合があります。
商品の原産国によって、関税率が異なることもあります。
関税の調べ方は?
「この商品に関税がかかるのかな?」と思ったときは、税関の公式サイトにある「タリフ(関税率表)」で調べるのが確実です。
🔎 日本の税関公式サイト:https://www.customs.go.jp/
関税を賢く回避・節約するには?
一度に大量注文しない
関税が免除されている商品を選ぶ
経済連携協定(EPA)の対象国から輸入する
アメリカの関税措置が世界に与える影響とは?
さて、ここからは「今話題の関税ニュース」について少し掘り下げてみましょう。
2024年から2025年にかけて、アメリカ政府は中国製品に対する追加関税の拡大を再び実施しました。主な対象は電気自動車(EV)、半導体、バッテリーなどの先端技術分野です。これには複数の理由がありますが、主に経済的安全保障と産業保護の観点が背景にあります。
🌍 世界への影響は?
1. 国際貿易の緊張の高まり
中国との貿易摩擦が再燃することで、サプライチェーンが混乱し、価格の上昇や供給の遅延が発生する可能性があります。特に半導体などの重要部品の供給に影響が出ると、自動車や電子機器など他国の製造業にも連鎖的な打撃が及びます。
2. 他国への「関税波及」
アメリカの措置に刺激を受けて、他国も独自の関税措置を講じることがあり、貿易の自由化に逆行する動きが広がることが懸念されます。たとえばEUやインドも、中国製EVへの関税導入を検討しており、保護主義の流れが加速しています。
3. 日本企業への影響
アメリカ市場で中国製品に代わって、日本製の部品や製品が選ばれるチャンスもある一方、部品の価格上昇や供給不安により、日本の製造業がコスト増に直面するリスクもあります。
まとめ:
関税は私たちの生活にも直結する存在
関税というと国レベルの話に感じがちですが、実際には日常の買い物や物価、経済全体に密接に関わっています。アメリカの動きのように、一国の措置が国際社会に大きな波紋を広げることもあり、これからの時代は「関税のニュース」にも注目していくことが重要です。
BY まさ