なぜ接地が必要なのか?
―― 私たちの暮らしを守る「アース」の役割をやさしく解説
1. そもそも「接地(アース)」ってなに?
・ひと言でいえば「余分な電気の逃げ道」
家電や配線に異常電圧が乗ったとき、電気を大地に流して安全なレベルまで下げる仕組みです。
・コンセントの横に付いている「緑や黄色の線」や、洗濯機裏でネジ止めする細い線が“アース線”です。
2. 接地が果たす3つの重要な役割
3. もし接地がなかったら?
① 人体へ直接電流が流れる → 感電や最悪の場合、心停止の危険。
② 発熱・発火 → コードが溶けて火災につながる。
③ 精密機器の誤動作・故障 → データ消失、業務ストップのリスク。
ポイント
電気は抵抗の小さい方へ流れる性質があります。接地していないと、人間の体が“最も流れやすいルート”になる恐れがあるのです。
4. 「電気ノイズを減らす」もう一つのメリット
・オーディオ機器や医療機器など、微弱信号を扱う装置はノイズに弱い。
・しっかり接地すると「ブーン」というハムノイズや画像のチラつきが軽減され、クリアな音・映像が得られます。
5. 雷対策としての接地
・建物の避雷設備は落雷エネルギーを一気に地面へ流すことで構造体を守ります。
・避雷針を立てても、接地がきちんと接続していないと雷エネルギーが室内配線へ逆流する危険があります。
6. 法律と基準 ― 実は義務もあります
7. 今日からできる “かんたん接地チェック”
①コンセントに接地極(丸穴 or 緑線)があるか確認
②アース端子付き家電(洗濯機・温水便座・電子レンジなど)は必ず接続
③築20年以上の住宅は電気工事店に依頼して漏電遮断器・接地抵抗値を点検
④雷が多い地域なら**SPD(避雷器)**も検討 特に栃木県
8. まとめ ― 接地は「見えない保険」
・感電・火災・機器故障を同時に防ぐ、安全+資産保護のしくみ。
・コストは初期配線と点検だけ、メリットは家族の安全と家財の長寿命。
・不安な点があれば、電気工事士の資格を持つ専門業者へ相談しましょう。
📢 お知らせ
弊社 株式会社エヌデン では、
住宅・店舗・工場の 接地工事 や 漏電診断 を承っています。
「うちは大丈夫かな?」と思ったらお気軽にお問い合わせください。
安全は“見えないところ”から。
しっかりアースして、安心できる毎日を手に入れましょう!
Byマサ